富士山頂に登り人生で大切な事を学べた気がします。登る前は苦しかったら途中でリタイアすればいいやと軽い気で登りました。富士山頂登山への装備もそこそこ金額を出し揃えました。最悪、雨の登山を想定し揃えましたが快晴でも全ての装備を使用しました。リュックサックにはカメラ機材半分、衣類半分で衣類は極限まで削りました。しかし夏の富士山で寒さギリギリの服装でした。正直、夏の富士山を少しなめていました。これで雨が降ってきていたら危険な行為だったかもしれません。
結果、富士山頂登山は成功しました。今まで経験のない苦しい登山でした。ゆっくりゆっくりと自分足で踏みしめ一歩づつ登りました。山頂近くで自分の限界が解らず本当に登って良いのか迷いました。富士山頂へ登り、その喜びは大きく御来光には感動しました。苦しみの後の快感は他では味わう事の出来無い経験でした。しかし山頂へ到着し終わりではありません。その先に未だ下山があるのです。体は疲れた状態で更に自分の足で下山するのです。下山も一歩一歩踏みしめ自分の足で降りて行くのです。ゆっくりと自分のペースで力の限り降りました。最後はスティックにしがみついて最後まで安全に降りて行きました。自分の限界を乗り越えて。
富士山頂登山は私の人生に通じるものがありました。苦しくても最後まで登り切りそして下りもあるのです。これからの私の人生に登りも下りもあります。喜びも苦しみもありますでしょう。苦しくても諦めず、自分の限界を乗り越えて。そこに何が見えるのでしょう。