追憶の獅子丸2 第五夜

獅子丸は逃げた。目の前には川が。獅子丸は疲れた。この川を渡ればあの国へ行ってしまうかもしれない。

生と死は隣合わせなのかもしれない。

死は遠い世界では無い。死は身近なものなのだ。そして生きる事も簡単な事では 無い。生きる事で道を逸れる事もある。逸れれば死は目の前。しかし逸れてしまっても這い上がる事も出来るであろう。

生きる事は綺麗事だけでは済む問題では無い。

獅子丸は闇に進むのか光に進むのか。

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