1988年製コンパクトカメラ、キヤノンオートボーイプリズマの美品が手に入りました。私が小学生時代に使っていたキヤノン オートボーイ ライト2の姉妹機です。ライト2が35mm f4.5ですがプリズマは35mm f3.5と一絞り明るいです。三群三枚レンズ。正面はライト2と同じ様なデザインですが上から覗けるローアングルファインダーが付いています。晴天でも明るく見えるファインダーですが、細かくは見えず何となく構図を決める位のファインダーです。機能はシンプル。レンズの開閉でオンオフ。プログラム式で絞りもシャッタースピードも勝手に決めてくれます。フラッシュも暗いと勝手に光り、何も表示が出ないので突然光ります。ピントも半押しでカッチと音がしシャッターを押すと同時にレンズが動きます。フィルム巻き上げはシャッターボタンを離すと巻き上げグァーと凄い音が出ます。レンズの開閉、シャッターボタン、セルフタイマーだけです。ボディ底にボタンが有り押すとリモコンが取れる仕掛けがあり、リモコンを外すとボディが赤く点滅しリモコンの通信待ちをするようです。リモコンのボタンを押すとセルフタイマーでシャッターが切れます。カラーネガでテスト撮影。同プリで確認。綺麗に写ります。少し太めな線の描写で、コントラストが少し高め。トーンも少し粗めですが写るんですよりはマシかなぁ。単焦点レンズの性能か一眼レフと比べても少し悪いが気にならない程度です。高級コンパクトカメラには負けますがピントは良く写ります。背景ボケは少ししか見れず。絞って被写界深度を広げている感じです。旅行の記念写真に向いています。半逆光で周辺にフレアーのようなものが少し見れました。発色も少し粗めですが気にならない程度です。安いコンパクトカメラですが馬鹿には出来ないカメラだと思います。次回はリバーサルで試し、一日一撮用カメラで作品を作れると良いです。