富士山頂目指して 後半

昨日の午後十時に起床し登山開始です。山小屋も外も真っ暗で寒くウェアーを着ました。外の展望は遠くに町の明かりと薄っすら湖。ヘッドライトを装着し岩場を登りました。富士山頂の上には月が光。下は真っ暗、見えるのはヘッドライトで照らされた足元。岩場から足を踏み外したら真っ逆さま。慎重に登りました。岩場が広くなっている所で休憩。これの繰り返しでした。途中には鳥居が有り通り抜けました。何個あったか数える余裕もありません。岩場を登ると緩い砂利道。登るとドンドン寒くなります。休憩中に下もウェアーを装備。又岩場を登る事に。高く登ると風も出て着て汗をかいた肩が寒くなります。もう限界かなと思いながらも登りました。多分八合目辺りの山小屋で鳥の焼印が入った木を購入。山頂で焼印を貰えるそうです。リュックに付け又登り。暫く登りました。日本人五人家族が頂上だと騒ぎ始めました。でも私には暗い上にはまだまだ先があるような気がします。段々と混み合いペースは更にゆっくり。私にはついて行くのがやっとです。周りは少し日の光で明るくなり出し始めました。狛犬と鳥居がたっていました。頂上のようです。鳥居の前でお辞儀をし最後の石段を登りきりました。少し広めのスペースで休憩。日本人五人家族と私は喜びを分かち合いました。富士山頂到着は午前四時前。少し休憩し神社の前を通り抜け山小屋に。木の台が置いてあるとこを大勢で向き合い座りました。何が始まるの?と不思議に思いました。まるで合同お見合い?皆んなで向き合い。よく見ると壁にはラーメン、ソバ、おしること値段のみメニューが貼ってありました。此処は食事場でした。私はラーメンを注文。暫くすると出て来ました。インスタントラーメンのようですが寒い富士山頂では有難いものです。食べたら即神社で焼印を頂きお参り。判には久須志神社と富士山頂。そして神社の裏に周り歩きました。御来光待ちです。反対側には月が沈み。太陽が登って来ました。私は広角レンズに交換しシャッターをきりました。綺麗な御来光でした。有難いです。御来光を見ると即移動。下山です。御来光ばかり観て反対側、噴火口を見る時間も無し。御来光に手を合わせ下山の準備です。

今回のメインイベント。御来光。

下山の情報は混乱していました。登って来た岩場を降りると話しが出て来ました。ストックとカメラをしまい這い降りるようです。降りれるの?と思いながらも準備。お鉢巡りは雪が未だ残っているようで中止になりました。皆慌ただしくなりました。情報が出て来たようで、砂利道が開通出来るようになりました。下山道が予定通り降りれるようになり岩場を降りる事は無くなりました。ストックを出し赤い火山灰の砂利道を下りました。岩にはツララが。カメラをしまった私は撮影する余裕無しでした。登山ガイドさんにかかとで降りて足を滑らすとアドバイスを聞きました。足裏で踏ん張ってはいけないようです。砂利道は楽かと思いながらも意外と辛く下って行きました。私は少し遅れ始めました。中には走って降りる人もいました。又、二十分ぐらいで休憩を繰り返し、一時間ぐらい歩くと登山ガイドさんが此処からは一本道と自分のペースで降りて下さいと。午前十時までに五合目で集合。私と日本人五人家族は並んで一緒に降りる事になりました。私は一番後ろ。砂利道の下り坂を延々と降りました。私はドンドン遅れ日本人五人家族と離れて来ました。休憩で追い付き又下り坂を。又、遅れ休憩で追い付きを繰り返し。私はもう追い付けないと先に行って下さいと告げました。六合目の上からは一人でゆっくり降りて行きました。周りは外国語ばかり。誰も聞く人がいなく不安でした。六合目付近で後ろから添乗員さんが追い付いて来ました。いよいよ最後尾になりました。私は足の親指が痛く辛いと伝えました。添乗員さんが登山ガイドさんに連絡をし登山ガイドさんも後ろから降りて来まいした。靴を脱ぎ足を見ると靴擦れでした。私は砂利道かかとで降りるを意識していましたが足裏で踏ん張ってブレーキかけていました。登山ガイドさんに靴擦れをカバーするクッションを貰い、貼り最後の力で下山。靴擦れは少し楽になりました。五合目手前の緩やかな上り坂がきつかったです。力尽きる寸前で五合目到着。下山時刻を山小屋で記入。自販機で三ツ矢サイダーを買い飲みました。疲れた体には三ツ矢サイダーがとても美味しく感じました。私は五合目の待ち合わせ場で座りこんでお稲荷を食べました。

山頂付近は赤い火山灰が見れます。

下り坂途中で雲海が見れました。

午前十時、バスで暫く移動し温泉施設へ到着。お風呂に入り汗を流しましたがリュックは半分カメラ機材、半分衣類。極限まで衣類を減らした私は下着と靴下のみ変え汗臭い服を又着ました。入浴後に鳥重定食を食べました。味はイマイチ。お土産屋も定番の何処の観光地にも有るお菓子。何も買わずに帰りました。バスは新宿へ向かい午後三時頃に到着解散。汗臭い私は空いている各停で帰りました。

無事、富士山頂登山、御来光を観れ自宅に帰れました。次の日から二日間筋肉痛で動くのも辛かったです。